こんにちは。SDGs推進室学生メンバーの江崎です。
今回は、2021年6月9日にNPO法人文化学習協同ネットワークの藤井さんにインタビューした内容を記事にまとめていきます。
〇団体の特色について教えてください。
団体の特色として挙げられるのが、教育、労働、福祉の3つの分野に横断的に関わっていることです。教育は、不登校や学校の学習に追いつけない人たちに対して、フリースクールを行っています。教育活動においては、人はもっと優しくて、社会はもっと優しいということを伝えられるように意識しています。正直、人や社会は残酷だなと思うこともありますが、職員自身が人はもっと優しくて、社会はもっと優しいと意識することを心がけています。労働に関しては、パン屋さん(風の住処)をやっています。働きがいや、社会に対して何か良いことをしているという意識、働くことで自分が成長できているということを実感できる場になっています。複数の分野で横断的な活動を広げているのには、団体の沿革が関係しています。一番最初は、親が学校の授業のスピードについていけない子供のために建てた塾でしたが、時代とともに、学校そのものから距離を置く子たちも増えてきたので、塾の業務だけでなく、フリースクールも始めました。その後、フリータ-という言葉が生まれたので、若者が働くということにも目を向け、ただ大きな組織の奴隷のように働くのではなく、そこから自分の成長が実感できたり、社会のためになっているという感覚を作ろうということから、コミュニティベーカリー風の住処や国の委託を受けて若者の就労支援を行う、サポートステーションの活動に着手しました。例えば、風の住処では、安心安全な天然酵母を使ってパン作りをしたり、協同ネットワークが運営する農場でとれた果物を使ってジャムを作っています。その他にも、ICT事業に携わったりしています。
〇学生ボランティアに求めることは何ですか?
ぜひ、その子供たちとの活動を楽しんでほしいです!貢献しなくちゃいけない、と思うほど、空回りしてしまうケースが多いので。ボランティアのイメージとして人に貢献するため、というイメージが多いが、一番大事なのは、自分も楽しいと思うこと。引きこもりの子も、不登校の子も、みんな私達と同じ。だから、役に立ちたいというよりは、良い時間を過ごしたいという思いが大事。ICU生にはたくさん手伝ってもらっているので、これからもぜひ参加していただきたいです!
以上がインタビュー内容です!
NPO法人文化学習協同ネットワークに興味を持った方は、こちらのサイトも参照ください!
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