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執筆者の写真RYO TOYOSHIMA

~ジビエフェア~〈SDGs推進室 x 学食〉

 2022年10月31日(月) 〜 11月4日(金)、ICU SDGs推進室のイベント、「ジビエフェア」が、ICUで学生食堂を提供していただいているエームサービスさんとの共催で行われました。1週 間(10月31日〜11月4日)の限定で先着制の100食のジビエカレーを学生食堂で提供しまし た。  [SDGs推進室 フード班について] 食という日常をSDGsについて考え行動するきっかけにしたいという考えから、「毎日の食からSDGsを味わう」をモットーに活動をしています。

[プロジェクトの概要]

 SDGs推進室は、深刻化しているジビエの現状とその要因をより多くの人に知ってもらうために、野生鳥獣を駆除し処分するのではなく、食としていただくという一つのアプローチをとり、ジビエを通して環境問題について考えるきっかけとなるイベントを実施いたしました。期間前週(10月24日〜10月28日)は、ジビエに関する特典付きクイズを実施し、SDGs推進室のインスタグラムでジビエの現状を伝える投稿を行い、ジビエフェア期間中(10月31日〜11月4日)は学生食堂でジビエカレーを提供しました。ジビエカレーは1食1300円でした。学生食堂のスペースの一角に「ジビエフェアブース」を設置し、食堂を利用する学生や職員の方々に「ジビエの印 象の変化やイベントの感想」を付箋に貼ったり、チラシを配布しながらジビエの現状について説明を行いました。

[プロジェクトの様子]




[企画運営に携わった学生からのコメント]

 今回のイベントはSDGsに関心を持つための第一歩だったと思います。イベントを通して、多くの人にジビエやSDGsへ興味を持つきっかけをつくることができました。食べた人も食べれなかった人もコメントを書いて、自分なりに感じたことをフィードバックしていました。今回イベントに協力して下さったエームサービスさんは学生食堂でジビエのお肉を使用した料理を販売するケースは珍しく、新しい試みだとおっしゃっていました。これからもより多く人がこのような取り組みを通して、SDGsに触れる機会が増えて興味関心が広がることを期待しています。

[筆者のコメント]

 今回のプロジェクトが推進室のフード班として初めて実施した企画でした。このプロジェクトを一から携わった私にとってこの企画は意義のあるものだったと思います。想像より多くの学生がこのプロジェクトに興味を持ち、ジビエの現状を知る機会になりました。今回が推進室として初めての企画運営だったということで、プロジェクト内容の事後報告とは別にここでは環境問題に関する企画運営の難しさや反省点などを述べたいと思います。今回のようなジビエフェアという企画は「環境問題に直接関係するもの」というより「環境問題に間接的に関係するもの」でした。つまり、より多くの人に環境問題の一部の現状を知ってもらうことで、その人たちが改善の行動を起こし、実際の環境問題の減少を目指すということです。ゴミ拾いやエネルギー会 社で働いていて再生エネルギーに変えるなどといった直接的な貢献とは別です。そして、間接的な貢献は人に影響を与えて始まることから長期的な解決策だと思います。そのため、その影響力は短期的には分かりにくく、分かりにくいことから継続することが難しいと感じます。つまり、今回ジビエのイベントを通して環境問題へ興味を持ってくれた人も、その興味や行動を継続的に保ち続けることは果たしてできているのでしょうか。推進室の学生メンバーとして環境問題への関心を惹くイベントや企画を実施することは大切だと思いますが、その関心を継続させることができなければひと時の思い出で終わってしまうのではないかと思いました。これから活動を行うにあたり、本当にSDGsを推進できているのかと問い直したいです。

241210 近藤風佳

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