イベント概要:
今回は今まで3度開催されたミツロウワークショップについてご紹介します!
本イベントは、ICU SDGs推進室と養蜂サークル ICU HONEY PROJECTがコラボで開催した体験型イベントです。
ミツロウラップの手作り体験を中心に、「12.つくる責任、つかう責任」、「14.海の豊かさを守ろう」、「15.陸の豊かさも守ろう」など、様々なSDGsゴールについて考えてもらいました。
イベントプロジェクト:
①ミツロウラップの手作り体験:ミツバチの働き蜂が巣を作る際に分泌する「ミツロウ」という蝋を布に染みこませて、再利用可能で環境に優しい食品用ラップを手作りしてもらいました。
②養蜂を行っている畑へのツアー:ICUの自然豊かな森を通って、ICU HONEY PROJECTが養蜂を行っている畑へ参加者を案内し、自然環境についての知識を深めてもらいました。
③ICUで採取したハチミツのテイスティング:市販のハチミツとICUで作ったハチミツを食べ比べしてもらい、無添加のハチミツの美味しさを感じてもらいました。
ICU HONEY PROJECTについて:
ICU HONEY PROJECT は、大学構内での養蜂活動を軸とし、ハチミツの販売やミツロウを使ったワークショップなどを行っている団体です。元々は環境研究の授業から派生した団体ですが、今では環境メジャーに関わらず、様々な興味を持った学生が集まり一緒に活動しています。
ICU HONEY PROJECTメンバーの思い:
このワークショップで皆さんに作っていただいたミツロウラップは、およそ一年間使用できる他、もし使い尽くして捨てなければならなくなってしまっても自然に還ることのできる、ミツロウと綿100%の布を使用して作られています。私達はプラスチックや化学繊維が当たり前に使用されている、とても便利な時代を生きているけれど、果たしてその行為が野生動物や自然環境、そして私達の未来の世代に与える影響を真剣に捉えられているでしょうか。ミツロウラップは、電子レンジにかけられなかったり強い酸性のものは包めなかったり、一般的なプラスチックと比べるとどうしても不便なものではあります。しかし、逆を言えばそんな小さな不便を持つことで、増え続けるゴミの問題の緩和に、少しでも貢献できるのです。環境問題は簡単に解決できる問題ではないし、どう行動するべきか、明確な答えが存在するわけでもありません。ただ、私達がそれを考えることをやめてはいけないということが少しでも参加者の皆さんに伝わり、そして皆さんがそこから何か感じ取ってくれていたら嬉しいです。
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